福祉広医会は、中区に3拠点あります。その1拠点の基町は、通所サービスと訪問サービスのみで、宿泊サービスはありません。そのため、宿泊が必要な方がおられたら、なじみのない遠くの施設までいかないといけませんでした。しかし、このサービスが開始になれば、基町の人を中心に利用してもらえることが見込まれます。そうすれば、身近な所でサービスが利用できますので、基町の利用者の気分的な負担はかなり軽くなるのではないかと思います。
建物の外観もほとんど完成した6月2日は、施主検査を行いました。当日は、佐々木博理事長、谷本雅伯理事等の役員と職員で建物を確認してまわりました。建物の外観は地味で、良くも悪くも地域に溶け込んでいました。館内に入ると、まだ、備品などが入っていないこともあり、かなり広く感じられました。細かい注文はありましたが、かなり立派なつくりでしたので、安心したのと同時に、地域で喜んでもらえる施設にしないといけないと気が引き締しまる思いがしました。
この度の小規模多機能型居宅介護の施設は、低所得の方が利用しにくい、利用される方に人数制限があるなど課題もありますが、少しでも地域の方に受け入れられるよう工夫し、また、工夫しても必要な人が利用しづらい点があるようならば、その課題を明らかにし、改善できるよう取り組んでいきたいと思います。