舟入公民館にて今年度1回目の地域ネットワーク会議を開催しました。
このたびは、神崎・舟入・江波学区の民生委員さんに集まっていただき、介護保険改正に
ついての解説と、地域での見守りについて意見交換を行いました。
民生委員さんは、日頃から地域の1人暮らし高齢者などの自宅を訪問され、生活の困りごとは
ないか、体調を崩していないか、など確認されています。そして、いつもと様子が違うと
思われたときには地域包括などに連絡する「橋わたし」の役割をされています。
①介護保険改正について(写真左)
厚生労働省の資料を配布し、「地域包括ケアの推進」の4つの柱を中心に説明しました。
新サービスの創設や、生活支援の時間区分の見直し(訪問介護)などについては、民生委員
さんから質問が次々に出るなど関心の高さをうかがうことができました。
②意見交換(写真右)
4つのグループに分かれて、意見交換を行いました。
国が推進する「地域包括ケア」とは、地域の民生委員さんをはじめ、商店や金融機関などを
含めて高齢者が安心して暮らせるよう支援することです。
「高齢者が安心して暮らせるよう支援する」というと、何か特別なことをするような
印象を受けますが、意見交換の中で出てきたことは・・・
「私は夜寝る前に、自宅から見える範囲の高齢者宅の電気が消えているか確認してます」
「買い物に行く時に、近所の1人暮らしの方が洗濯物を干しているか見てます」
「新聞受けに新聞がたまっていないか見てます」
「道で出会ったら、顔を知らなくてもあいさつしてます」
「うちの近所に1人暮らしの高齢者が集まるお店があって、そこのご主人がお客さんの
様子がいつもと違ったら連絡をくれます」
と言われる民生委員さんもおられました。
特定の人が、特別なことをしていなくても、民生委員さんをはじめ地域の皆さんが
日頃から何気なくされていることで高齢者の方が安心したり、喜ばれることはたくさん
あるのではないかと改めて感じました。
最後に、今回の開催にあたって事前打ち合わせなどご協力いただいた中川さん、佐藤さん、
吉岡さんの各学区の高齢者部会長さんには大変お世話になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。