午後からは新卒者と希望者を対象に
○「緊急時の対応(AED、気道確保など)、感染対策」(写真左)
○「認知症」(写真中央)
○「接遇」(写真右)
について研修を行いました。
「認知症」について説明を行ったのは、昨年仙台市での研修に参加された田中副主任です。
自分自身が3ヶ月間仙台市での研修を受けたときを振り返り、
「仙台市に行ったのも初めてだったので、どこに何があるのかわからない。
方言もよくわからないし、知り合いもいなくて不安だった。
もしかしたら認知症の方も、こんな気持ちなのかもしれない・・・」
と感じたそうです。
続いて、認知症の定義、原因疾患、主要症状など説明した後に、
「特別養護老人ホームの入所者さん80人のうちで、
入所者本人さんが希望して入所している人はどれくらいおられると思いますか?」
と参加者に問いかけました。
今まで住み慣れた家や家族と離れ、誰も知り合いはおらず、どこに何があるのかわからない・・
ある日突然「今日からここで生活してください」と言われても、
入所者さんは安心できるでしょうか?
私たちの法人・施設の基本方針の1つに
「我々は、歴史的、社会的な視点を大切にして援助する」
と掲げています。
入所されるまでの経緯は入所者さんそれぞれですが、
1人ひとりのそれまでの生活や価値観、思いを大事にしながら
関わっていきたいと思います。