10年ぐらい前から、職員に声をかけて年末大掃除を実施しています。悠悠タウン江波の1階だけで約1500㎡(454坪)ありますので、掃除と言っても家庭のようにはいかず、相当頑張らないといけません。それが1階だけではなく3階までありますので、一日で簡単に済ませることはできません。そのため、1日で1フロアを目安に3日間かけて掃除をしています。
当初は、入居者さん等に、新年を出来るだけきれいな環境で迎えてほしいと思いはじめました。そのため、12月下旬に実施していたのですが、入居者等から「寒い!」との声もあったため、今年から12月に入ったら直ぐにはじめることにしました。今年は、12月2,4,10日に実施しました。
メンバーは、普段の業務が固定されていない相談職員、事務職員を中心に午前午後に分かれて人員を調整しています。私は長年掃除隊長として、三日間引っ張ってきましたが、徐々に隊長を引き継ぐようにしています。毎回、6人前後の職員で取り組んでいます。
悠悠タウン江波は、交通の便が良い広島市の中心地にあることもあり、普段から面会に多く来られます。特に、正月は初詣の後などに可愛いお孫さんと一緒に、多くの家族が面会に来てくれています。その時、少しでも小奇麗にしておいて、気持ちよく正月を迎えてほしいと思います。
また、この年末の大掃除は、建物管理もかねています。この建物も30年がたち、水漏れなどが時々おきます。外見から水漏れが確認できた時には、配管のある空間にはかなりの水が溜まっていることがあります。そのため、出来るだけ早く水漏れを発見する事や、どこに配管の水漏れを確認するところがあるかなどの確認に取り組んでいます。この取り組みによって、水漏れが天井などにしみ出す前に発見したこともあります。
この大掃除の副産物として、所在不明の落とし物が出てきます。毎年、大掃除をするようになってこの落し物は減ってきていますが、下着がでてきたり、靴下が一足出てきたりしたこともありました。多くの落とし物は持ち主が現れるのですが、このような物の場合、本人も恥ずかしいのか、持ち主があらわれることはありません。そういった場合は、丁寧に処分させていただいています。
また、掃除に協力してくれた職員には、入居者さんの家族や業者等から頂いたお歳暮などを配って労をねぎらっています。そのため、この時期の頂きものはこのようなことに活用させていただいています。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います、いつもありがとうございます。