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「若年認知症本人・家族からのメッセージ」

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 私は、広島県社会福祉士会が広島県から受託している広島県若年認知症性サポートルームの運営委員をしている関係で、ウェンディひと・まちプラザで開催された「若年認知症本人・家族からのメッセージ」の研修会(11月12日)の手伝いをさせていただきました。
 講演の山中しのぶさんは、高知県南国市在住で、49歳の時若年認知症と診断されたそうです。診断を受けた当時は自殺を考えたほど悩まれたそうですが、本人の力と周りからのサポートを受け、希望をもって生活していることの報告でした。この講演では、当事者だけではなく、息子の山中漣さんの話も聞くことが出来、とても勉強になったのと希望の親子だと思いました。
 特に印象に残ったのが、認知症の進行は、環境によって変わると言われたことでした。当法人でも「きつね倶楽部」という若年認知症カフェを実施しているのですが、よく驚かさせられるのは、進行が早いことです。認知症の症状だけではなく、身体機能も急速に衰えるので、一日一日の過ごし方の大切さを考えさせられることが度々あります。まだ私たちのかかわり方に足りない視点があるのかもしれないと考えさせられました。
 当日のお手伝いは、会場がわかりにくい場所なので会場外で誘導をしていましたが、広島市の中では結構おしゃれな街ですが、普段通ることがなく、おしゃれな人たちをウォッチしながら、案内をしました。目の前にベトナム料理の店があったのですが、外国人が、わざわざ広島に来て、ベトナム料理の店に入ったのを見て止めたくなるようなこともありました。また、案内をしていると職員の森脇勝利さんが、偶然目の前を通り過ぎようとしたため、声をかけると、研修に参加してくれました。その他に職員の木元鮎美さんも参加してくれました。