記事一覧

医療相談員と地域包括支援センターの連絡会/江波地域包括

ファイル 81-1.jpgファイル 81-2.jpg

3月22日(木)
「認知症高齢者への支援連携について」というテーマで行われた会議に参加しました。

参加者は
中区の地域包括支援センター職員と、中区および近隣の医療機関の相談員
行政関係者でおよそ50名でした。

会議は活動紹介と情報交換の2部に分かれており
まずは広島市の認知症支援体制について紹介されました。

最初は、認知症疾患医療センターの山中理恵子さん(写真左の左端)の報告。

○昨年10月から市から指定を受け、市民からの電話相談件数は約360件。
○そのうち認知症疾患医療センターへの受診につながったのは約220件であること。
○今年2月には専門職を対象にした公開講座を開催されたこと。

続いて、認知症地域支援推進員の岡田真理さん(写真左の中央)の報告。

○認知症地域支援推進員が設置された目的は、認知症になっても住み慣れた地域で生活を継続できるように、
 医療と介護の連携強化や、地域における支援体制の構築を図ることです。
 例えば、認知症の利用者さんを担当している介護支援専門員からの相談を受け、
 利用者さんが適切な医療機関を受診したり、サービス担当者会議に主治医の先生を交えて
 話し合うことができるよう橋渡しをする役割をします。

活動紹介の最後は、
国泰寺地域包括支援センターの青山裕一さん(写真左の右端)による医療連携を図った事例紹介でした。
認知症の1人暮らしの高齢者を、医療機関と連携しながら支援された事例を紹介されました。

活動紹介の後は、6つのグループに分かれて情報交換です(写真右)。

地域包括・医療相談員の担当する利用者さんの事例を交えて、
それぞれの立場から認知症の高齢者の方をどのように支援していくか、という話し合いを行いました。

高齢者の方が病気やケガで入院されても、再び安心して地域で生活するためには・・・
万人に対して「○○をすれば良い」というものはなく、
やはり高齢者の方1人ひとりの生活や思いにあわせて考えなければなりません。

高齢者の方が安心して生活できるよう、お互いの仕事・役割を理解したうえで、
関係する職種や機関・事業所間の途切れることのない連携が広がるように、
これからも話し合いを重ねていきたいと思います。