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江波小学校福祉講座/江波地域包括

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3月12日(月)
江波小学校5年生の子どもたちに「認知症」をテーマに福祉講座を行いました。

江波小学校区内には65才以上の高齢者が約2500人住んでおられます。
おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に暮らしていない子どもたちが多いですが、
登下校や公園で遊んでいるときなど高齢者を見かけることは多いのではないでしょうか。

授業は、サザエさんに変装した職員の松尾が「認知症」について説明することから始まりました。
①「認知症になるとどうなるでしょう?」
②「なぜ認知症になるのでしょう?」

サザエさんからの2つの質問に対して子どもたちは
①「自分の名前や家族がわからなくなる」 「何才か忘れる」 「ボーっとする」
②「年をとったから」 「病気じゃないんですか?」
 など、どんどん手を挙げて発表していきます。
 絵を使った「どうして物忘れが出てくるのか?」の説明にも、子どもたち身を乗り出して聞きます。

説明の後は、カツオくん・中島くんに変装した職員による寸劇です。
認知症で道に迷っているおばあちゃんに対して最初は冷たい態度でしたが、2回目は・・・?

子どもたちにも「困っている認知症のおばあちゃんを見かけたら」というテーマで班ごとに
話し合ってもらい、皆さんの前でロールプレイをしてもらいました。

写真を掲載できないのが残念なくらい子どもたちは優しい表情で声をかけます(^^)
「どうしたんですか?」 「一緒に行きましょう」
中には「待っててください、大人の人を呼んできます!」と答えた子どももいました。
自分では難しいと思ったら、すぐに大人に相談する。
これも大事なことだと思います。

今回の講座で私たちが伝えたかったことは、
「認知症は脳の病気であり、誰でもなる可能性があること」
「認知症になっても『うれしい』『悲しい』などの感情は残っていること」
「知っている高齢者が困っていたら、優しく声をかけてほしいこと」でした。
これから中学生・高校生になっても、忘れずにいてほしいと思います。

最後に、講座の開催にあたって江波小学校の校長先生、教頭先生、
事前打ち合わせをしていただいた荒谷先生、大崎先生には大変お世話になりました。
来年度からもよろしくお願いいたします。