R3年7月 基町訪看ブログ『1年が経って』
こんにちは。基町訪問看護の清水です。
昨年5月に入職して、早1年が経過しました。方向音痴な私にとって、ここ基町の環境は、最初、巨大な迷路の中にいるような感覚でした。時間の経過とともに、少しずつ迷うことも少なくなってきましたが、まだまだ、キョロキョロすることも(;^_^A
看護師として働くなかで、いつか「在宅看護に携わりたい」と思い、飛び込んだ訪問看護。それまで施設内訪問看護が中心であった私にとって、本当に在宅ばかりの基町での看護は、新たな出会いの連続でした。精神・ターミナル・認知症、様々な利用者様・ご家族と接する中で私が考えるようになったこと。それは「この人にとって必要な環境とはどういう環境か」ということ。内服管理や点滴等の医療処置。病院や施設では当たり前にできることも在宅では難しい。なら、この人にとって出来ることは何かと考えることは、悩むことも失敗を繰り返すこともありました。話のなかで、相手の沈黙を待つことが苦しく感じることもありました。でも、1年経って、少しずつ「一緒に考えていくことの本当の大切さ」がわかってきたような気がします。
これからも、少しでも在宅生活での不安を軽減し、安心して在宅生活を送ってもらえるように、利用者様・ご家族様と一緒に考えていきたいと思います。
これからも、よろしくお願い致します。