基町地域包括支援センターの大前です。
11月18日(土)・19日(日)に福山市で開催された「ボランティア全国フォーラム2017」に参加させて頂き、県立広島大学ボランティア学生さんによる、基町見守りネット登録者への訪問活動について報告しました。「基町見守りネットワーク」とは、平成19年基町地区に関わる各種団体が集まり作られた仕組みです。ボランティア学生さんによる基町見守りネット登録者への訪問活動は、平成23年より始まり、今では、10名程度の学生さんが毎月第3土曜日の午後に三原から来てくれ、民生委員さん欠員のエリアを中心に(現在15件)訪問してくれています。
(学生さんが訪問して下さっている高齢者の声)
・孫とあまり話す機会が少ない中、若い学生さんと話す機会ができ て嬉しい。
・ついつい、いろいろな話をしてしまい時間をとってしまう。
・活動日と趣味活動で出かける日が重なっており、いつも不在にし て残念だが、毎月学生さんがチラシを作ってポストに入れてくれ ているので、それを見るのも楽しみになっている。
(訪問する学生さんからの声)
・一人暮らしの生活を実感できる
・耳も遠いなどの高齢者に対してコミュニケーションをどうのよう にすれば良いか?勉強になる。
・包括支援センターと関わる事があまりない為、クラブ活動として の魅了を感じる。
・お年寄りと話す機会が減っており、いろいろな話が聞けて楽し い。
(地域住民の声)
・若い人に協力してもらい助かる。
・若い人に来てもらうと心強い。
訪問後は、学生さんと包括職員で反省会を行い、訪問時の変化や気になった事を共有し、必要に応じて包括職員が訪問したり地域に繋げています。今回「ボランティア全国フォーラム」に参加させて頂いた事で、包括職員として6年間を振り返る機会となりました。ボランティアの学生さんは、1年毎に入れ代わる為、地域に入っていきやすいよう橋渡しができたと感じています。今後も、福祉人材を育てていく意味で、地域での活動や福祉の仕事に興味を持っている学生さんを、どのように地域と結びつけていったら良いか?考えています。