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災害時を想定した避難訓練

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福島沖で最大震度5弱(M7.4)の地震がおきたのは、先週の11月22日です。その時も、仙台等で津波がおきました。
当施設も、川沿いに立地する施設のため、南海トラフ地震が起きたことを想定して災害避難訓練を実施しました。ただ、広島湾岸は、最大津波が3.6~8m程度と想定されていますので、2階(4.2m)まで避難すれば津波の被害は避けられます。そのため、入居者等の皆さんは、上階への避難が主な訓練になりました。
 広島市では津波の被害より、地震の後の生活再建が大きな課題となっています。多分、この施設も中区の橋で結ばれた島ですので、橋が使用できなければ孤立する事も想定されます。そのため、今回は職員用の災害便所の設置に取り組みました。下水の流れるマンホールの蓋を開け、その上にポータブルトイレを設置し、簡易用の便所として使用するというものです。しかし、マンホールをあけた途端、下水管の中からたくさんの元気なゴキブリがはいだしてきたため、「助けて!」「ゴキジェット!」「こんな所じゃ(便は)出せない」等大騒ぎとなり、災害訓練どころではなくなりました。その後、「パーテーションはほしいよね。」等の意見がでてきましたので、今後の課題として取り組むようにしました。
 今回の災害訓練では、マンホールの蓋を開けてゴキブリが出てきた瞬間が、想定外の事態に出くわし、今までにない訓練になったような気がしました。