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基町にゃんこのつぶやき

基町包括でお世話になって半年が過ぎました。
改めて知りたい・・「基町」ってどんなとこ?

歴史を辿ると、基町という名前の通り広島開基の場所で
一帯の中心地としての役割を担ってきたようです。

しかし、そんな基町も1945年の原爆投下により壊滅的被害をこうむり、1978年に広島市復興の集大成的事業として基町高層アパートが
誕生したってね。

あれから71年・・・
酸いも甘いも経験された方の話はとても心に響きます。

そんな地域の方の話を伺う機会がありましたので紹介させていただきます。

聞き手はお馴染み、『基町にゃんこ』さん、よろしく
お願いします!!

こんにちは、Mさん。基町にゃんこです。

M:おーよく来たね。
   ・・・・・基町で畳屋さんを営んでおられたとか?
M:そーなんよ。修行は呉の大きな畳問屋でね。そこから
  独立して基町で店を出させてもらったんよ。
   ・・・・・職人で商売人にゃね。1つで2つ美味しい(笑)
M:元々職人だから、商売には苦労したわ。だけど通っていた
 病院で商売のヒントをもらったんよ。
   ・・・・・おっ?それは一体ニャンだろう??
M:2つの病院にかかっていたんだけどね。ひとつはカルテと検査
 結果を中心に診察するところ。もう1つは、とにかく触診をする
 ところ。
 まー、触っただけで検査結果とかに勝てるとは思わんけどね。
 でもなぜか触られたら「診てもらった」感があるんよね。
 触診するところはとにかく患者一人ひとり丁寧に対応する
 から時間がかかる。だけど検査結果中心のところより患者の
 数は多かったんよ。「病は気から」というけど、一人ひとりに
 じっくり向き合う大切さを学んだよ。
   ・・・・・相手は人間だもんニャ。どんなにいいものを提供しても、そこに「心」が無ければ響かないもんだニャね。
        

 Mさん、基町にゃんこさん、有難うございました。
壊滅から復興への激動のさなか、皆さんの心と絆で今の基町が
あるんだなと感じました。

 そんなMさん、今はデイサービスへご友人と通われています。
そのご友人とは若い頃から一緒によく旅行に行っていたとか。
出かけていく先は「日本各所」から「デイサービス」へと変わりましたが、出かけていく気持ちはあの頃のままだそうな。