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基町にゃんたろう 「点字の先生」

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みんなは『点字』って、知ってるかにゃん??
今は 公共の場はもちろん
いたるところで 見ることができるよね。

例えば 歩道…
黄色い色の点字ブロック…無くては困る物なんだけど、
ときどき、つまずいたりすることってないかにゃん? 
にゃんたろうも、この前つまずいたにゃん(汗)
エレベーターに乗った時には ちょっと気にかけてみて。
それぞれのボタンの横に ひっそりと…それでいて存在感を示しながら
寄り添ってる。大切な役割を担う、『点字』

Iヘルパーさんは、毎週ある利用者さんの家を訪ねてる。
今回は、にゃんたろうも一緒に付いて行ってみたにゃん!
基町に一人で生活されているBさん この方が『点字の先生』
Bさんは 点字が読める人。
もちろん 指で読んでいく。

そう。Bさんは、目が不自由な方なんだにゃん。
「昔はまだ、点字も目で確認しながらだった…」と、Bさんは言われる。
目で確認しないと読めないヘルパーに「(今は)それでいい。」と言ってくださる。
「そのうち、指で分かるようになるよ。」とも言ってくれるんだにゃん。

Bさんは、買い物リストも点字で作成してくれるにゃん。
その点字のメモを元に ヘルパーさんに買い物を頼んでるんだ。
Bさんが言うには「(点字のメモでも)買い忘れがない」って…。

Iヘルパーは今年、Bさんに初めての年賀状を書いたんだって。
もちろん 点字で書いたんだよ!
何度も 打ち間違えをしながら、やっとの思いで書いたらしいんだにゃん。
その年賀状を読んでBさんは「きれいにホゲテル(←打てているって意味)。」って
褒めてくれたんだってさ(笑)

それからIヘルパーは、もっともっと点字を知りたくなったそうなんだにゃん。
「少しずつでいいから、書いてれば分かるようになるよ…」とBさんは言ってくれる。


日々の生活の中で なかなか思うように時間を作れないIヘルパーだったけど
Bさんの引っ越しを機会に 点字のシールを作らせてもらったんだって。
電気のスイッチや 給湯器のお湯とお水のスイッチなど…。
一つ一つをBさんに確認をしてもらいながら…。
透明ビニール製のシールの凹凸は 目が見える人には分かりにくい。
目から得られる情報は多いけど 情報量の多さに戸惑うこともあるよね。

BさんとIヘルパーは 近所のスーパーに出かける。
最新の情報を、一緒に集めて回る。お買い物を兼ねた、社会勉強。
商品の中には、点字が使ってあるものもあるけど
現実的には、まだまだ 少ない。
大きさや重さなどを手で触って行きながら… 
その他の情報は、Iヘルパーの説明を聞きながら判断をしていく。
手に取って触れるものには限界もあるけど、新しい情報に出会うこともある…
と、Bさんは言われてるんだにゃん。

ここに紹介してる写真は
実際に Bさんが点字を打っているところ。
この点字板で 日々のメモを打っている。

もう一つの写真は 実際の点字…。
打つときは 凹面。読むときは 凸面になっている。

Iヘルパーは、エレベーターの「あけ」「しめ」や「うえ」「した」なんかの
単語がやっと 目でわかる程度。
点字では アルファベットも書けるって教えてもらった。
ひらがなと同じで、『あ』を『A』で表すんだって。勉強になるにゃん。

Iヘルパーは語る。
Bさんは、点字が書けて、点字が読める 大切な先生
いつの日か、点字で文通ができるようになりたいなぁ~と。

ヘルパーさんって、日常のケアだけじゃなくって、点字の勉強もしたりして
利用者さんのより良い生活を支えていこうとしてるんだにゃ~ん
点字に興味のある方は、にゃんたろうが資料を持ってるから、声をかけてね!

こんな素敵なヘルパーステーションで、働きたい人
にゃんたろうの前足(?!)に、止~まれ!!(笑)