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【基町悠吉のつぶやき21 家族会の報告】

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 梅雨入り前というのにぐずついた天気の先月28日、家族会を行いました。
 前回2月と同じく、座談会を行い、14名の方々に二つのグループに別れ、交流を深めて頂きました。
 Aグループでは、介護で悩まれている中でも、“どう気持ちを切り替えておられるか”や“こうしたら上手くいったよ”、等の話を聞く事が出来ました。
 「大事にしてくれたから大事にしたい、これが当たり前」と家族への想いに溢れる発言も有り、その気持ちに至るまでの葛藤もお話頂けました。
 また気持ちを切り替える話では、家族やケアマネジャーに話してスッキリしたり、気持ちの落ち込んでいる相手の話を黙って聞いたり、マッサージ等でスキンシップしたりと色々と工夫されて、大変な時期を乗り越えている話が聞けました。
 ある娘さんからは「しんどい時期も有るが、神様はたまにご褒美をくれる」と介護を受けているお母さんが娘さんにパスタを食べさせてくれようとした話をしてくれ、いくつになっても娘さんを思う、親心に一同涙、涙…。
 Bグループでは、初参加の方が他の参加者と元々顔見知りで有ると分かり、リラックスした雰囲気の中で話され、地域の繋がりの強さを感じる事が出来ました。
 話す内容は妻という立場の方が多く、ご主人を介護されている上で苦労されておられる話、等をして頂きました。認知症が進んで来て、ご主人から心無い一言を言われたり、時には手を挙げられたりした話を打ち明けて下さったり、そんなしんどい状況をどのように工夫をして乗り越えてこられたのかの話をして頂きました。
 しんどい思いをしながらも、「デイサービスやショートステイに行かれても帰るまで気にかかる」とご主人を大事に思う話を聞く事が出来ました。
 今後も参加者の皆さんが気持ちを新たに出来るような家族会を続けて行きたいと思います。