2月、年間4回行っている『家族会』を開催しました。
初めに、参加者の俳句や川柳を披露させて頂きました。介護者の深い想いが凝縮されており、心にぎゅーと染み渡りました。また即興で『家族会』の川柳も詠んでくださいました。
『話し合い 心を開く 家族会』
このような気持ちで参加くださることが、とても嬉しく、喜びを感じる詩でした。
今回の参加者は10名。2つのグループに分かれ、親睦を深めて頂きました。
1つのグループでは、男性が多く“家事の大変さ”が話題になるかと思いましたが、予想に反し男性の皆さんが、一生懸命に家事を頑張っておられ、また調理の工夫も飛び交いました。包丁を握ったこともなかった元大工さんが、
「今は、料理番組を楽しんで見てますよ。」「妻が喜んで食べてくれるのが嬉しい。」と
前向きに話してくださいました。
終盤には「家内が亡くなったら(自分が)生きる気力が無くなる、どーでもよくなる。私は89歳過ぎたが、もし私の命があるなら半分でも分けてやりたい。そーいうふうに祈ったこともある。」
“妻を大切に思う気持ち”が溢れ、他の男性も大きく頷いておられました。
もう1つのグループは、初参加の方がおられました。
認知症が進行してきた夫に対して「どうしたら腹を立てずに会話できるんですかね?」「自分を抑えるには、どうゆう風にしたらええですかね?」と打ち明けられました。
他の参加者からは、とても温かい言葉がけがあり、「今日は本当に来て良かったです。皆さんにいろいろ話しを聴いて頂き、気持ちがスッキリしました。」と帰られました。
これからもより一層“話し合い 心を開く 家族会”となるような『家族会』にしていきたいと思います。