あたしは、基町ショッピングセンターに住む猫である。名前は基町にゃん子。(写真左)
今日は、基町ショッピングセンター内にある、基町地域包括支援センターを紹介する。平成14年に基町のみんなが要望して、在宅介護支援センターができてから早いもので11年が経つ。(平成18年から地域包括支援センターへ移行)
昭和の時代の基町アパートは、子供たちも大勢いて賑やかだったのに、今では高齢化がうんと進んで、聞くところによると40~45%になったらしい。
そんな中、基町地域包括支援センターは6人の
スタッフで毎日バタバタと仕事を頑張っている。(写真右)
のんびり屋さんで畑づくりが趣味の藤谷さん(上左端)。女性だが男性みたいに仕切る藤原さん(上左2番目)。しっかり者で貯金が特技の増本さん(上右端)。朗らかで一杯のビールが何より好きな澤田さん(下左端)。よく食べよく笑いいつも楽しそうな大前さん(下中央)。そんな中、淡々と仕事をこなす子育て中の中川さん(下右端)
この個性豊かなメンバーをサポートしてくれるのが大櫻さんである。(上右2番目)何と大正生まれの大阪育ち。若かりし頃、銀行の窓口や終戦後の混乱期は駅の窓口係をしていたんだとか。1年くらい前から毎朝、スタッフより早く出勤して、その巧みな話術でセンターの受付係をしてくれている。スタッフが交替で休んでも、大櫻さんは年中無休のボランティアだ。センターのガラスには地域の人が絵や短歌などを飾って、ショッピングセンターを通る人達の気持ちを和ませてくれている。
超高齢化した町でも、それぞれの個性が集まればおもしろい。
基町は高齢化が進む日本の未来を描ける町である。
それはけっして暗いものではないのかもしれない。