23年ぶりに、広島でIPPNW世界大会が開催されました。
広島県医師会の主催ですが、関係施設として悠悠タウン江波・基町の職員も、
お手伝いとして参加させて頂きました。
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)とは、
医師としての立場から核戦争防止活動を行う目的で設立され、
1985年にノーベル平和賞を受賞した国際組織(日本支部は広島)です。
今大会は、8月24~26日の日程でおこなわれました。
私たちは交代で、少しお手伝いさせて頂いたのですが、
最初「英語がしゃべれないから。」と緊張気味に参加していた職員が、
終わってみれば「ボディトークで何とか通じるものね。」と余裕を見せる等、
普段知らない職員の一面も垣間見ることができました。
驚いたのは、参加者の食事の用意に肉を使わないメニュー(宗教の配慮?)があったり
外国から来ているにもかかわらず、講演中に、外でアトラクションの着物を着て楽しんでいる参加者がいたり
世界から見ると核兵器と核エネルギーの平和利用を分けて考える日本のような国は少ない等
自分の住んでいる国と世界の国々との価値観の違いのようなものついて思い知らされました。
ただ、ヒロシマで大会が開催される意味、広島の地で生まれ育って、
被爆2世である自分自身について、久しぶりに考える機会になりました。
この3日間で、45カ国から延べ1600名の参加があったとのことです。