特養では、毎年11月の職員会議でショートステイ利用中に亡くなられた利用者さんについて話をしています。その利用者さんは、平成25年11月14日ショートステイ利用中に離設されました。ご家族、警察、近隣住民のご協力をいただきながら職員一同で懸命に捜索しましたが、11月18日にご遺体で発見されました。
ご主人からは捜索時、「無理のないようにしてください」、「職員さんはよくやってくれたので、絶対に責めないでやってください」などの言葉をかけてくださいました。また、葬儀を終えた後、ご遺体を発見した職員を呼び止め、他の親族の方に「この人がおばあちゃんを見つけてくれたんよ」と紹介もしてくださりました。
施設正面玄関のそばに、ご主人が亡くなられた利用者さんへの言葉を綴った歌碑をつくっています。歌碑を見るたび、歌を詠むたびに、亡くなられた利用者さんのこと、そして、ご主人からかけていただいた言葉、思いを決して忘れず、日々入所者さんと関わっていきたいと思います。