「異常になれ」大野を五輪連覇に導いた井上監督の言葉という西日本新聞の記事に目が留まりました。それはTOKYO2020オリンピックの柔道男子73キロ級で優勝し、日本男子4人目の五輪連覇を果たした大野将平選手の記事でした。
~リオデジャネイロ五輪を圧倒的な内容で制すると、待っていたのは連覇への期待だった。「誰かのまねをできるレベルの話ではない。真っ暗なところで一筋の光を見つけるために歩んだ」。道しるべとなったのは井上監督の言葉。「金メダルを一つ持っているのだから、正々堂々と立ち向かえば良い」と背中を押されたと同時に「異常になれ」と言われた。冬季五輪を連覇したフィギュアスケートの羽生結弦を引き合いに「自分に酔い、演じきれる超一流の強さがある。不安や恐怖との葛藤があっても妥協や遠慮をせず、ストイックに準備できるかが異常性」と選手たちに求めた。
「リオの自分を超え、圧倒的な存在から絶対的な存在になる」と大野は得意の大外刈りと内股の打ち込みを多い日は1日千本以上も繰り返す。「延々と練習を続けられる強さが彼の異常さ」と井上監督も舌を巻いた。~
異常になることは、自分の限界を超えるために欠かせない要素であると思います。私には今年の3月1日から始めたことがあります。金メダリストの異常性と並べることはおこがまし過ぎますが、自分の異常性に期待し、異常になってやろうと思いました。