福祉広医会では、人材確保や人材育成についての検討を
毎月しているんだにゃん。でも、少子高齢化が進む中で
福祉や介護の道に進む学生さんも減り、現場の人材難も
相当深刻にゃんだって・・・。
そんな中、福祉・介護の仕事へ転職してみよう!という
貴重な人材もあるんだにゃ~。
今回は、今年に入って一般事務職からヘルパーとして
転職してこられた30代女性、原田さんにインタビュー
してみるにゃん。
Q.介護職に転職しようと思ったきっかけは?
A. 祖母を家族で介護してたんです。
胃ろうや痰の吸引とかも必要だったので、訪問看護に
来てもらっていました。他人の介護を受け入れない
祖母だったので、家族の介護負担は増え、週に何度も
受診させているにもかかわらずどんどん悪くなっていく
祖母をみて、病院にも不信感がわきました。
もっと医療や介護の知識があればな・・と思ったのが、
介護の勉強をするようになったきっかけです。
将来的に介護職が医療行為の一部を担っていけるように
なれば、祖母のような医療行為が必要な人にも
関わることができると思いました。
ただ、すぐ転職しようと思っていた訳ではなく、
将来的にできればいいな・・という思いで資格を
取りに行きました。
Q.悠悠タウン基町に応募して来られたきっかけは?
A.一般事務の仕事もマンネリ化して、丁度辞めたいと
思っていたこと。
また、中国新聞の「あかね空の下で」の悠悠タウン基町の
連載記事を読んだことが重なり、思い切って行動に
移すことにしました。
新聞では、認知症の一人暮らしの人でも生きがいを
持ちながら、住み慣れた基町で過ごしている姿に
感動しました。
それをサポートしている事業所が近所にあるなら、
是非悠悠タウンで働いてみよう!
勇気を持って飛び込んでみよう!と思いました。
Q.転職に不安はなかったの?
A. 不安はありましたよ。施設サービスでの介護を経験せず、
いきなり在宅サービスの介護職で大丈夫かな?と
思いました。
介護福祉士や看護師の資格をもっている親戚に相談
したりもしました。
「大変だけど、おもしろいよ。」という言葉に背中を
押されました。
Q.働き始めての感想は?
A.事務職は日々変化のない業務でしたが、
介護職は日々利用者さんの状況が変わるので、
考えたり悩んだりしますが、その分やりがいはあります。
自分自身の今後の勉強にもなります。
ただ、サービス時間なのに利用者さんが留守だったり、
調理の支援に入ろうと思ったら食材が全くなかったり・・。
正直戸惑うこともあるし、入職して初めての夏なので、
クーラーの無い家でのケアなど、体力的にも不安はあります。
だけど、入職して間もない頃、思うような仕事ができず
落ち込んでいた時に、職場のみんながアドバイス
してくれました。
どっちかと言うと完璧主義の私ですが、
これまでの仕事と違って、
「一人で完璧を目指すのではなく、
チームで考えていけば良いんだ。」と思えて、
気持ちが楽になりました。
Q.福祉・介護職への転職に悩んでいる人への
メッセージがありますか?
A.「勇気を持って、一歩ずつチャレンジして!」
転職するまでは、重労働のイメージがありましたが、
実際には思っていたより大変ではなかったですよ、
と伝えたい。
私も、今度はガイドヘルパーの資格を取りたいな、
と考えています。
フムフム・・・福祉・介護は、けして他人事ではないし、
人相手の仕事だから、悩みながらも自分の成長にも
繋がっていく仕事なんだにゃ~。
原田さん、基町にゃん子も応援しているにゃ~。頑張れ!