ご利用者から、
「夏休みの地図」(深作健太監督)という映画をぜひ皆さんに紹介してください
多くの方にぜひ見て欲しい、とご依頼がありました。
広島を舞台に撮影された映画で、6月29日に広島先行公開が決まっています。
ストーリーは、
『広島で生まれ育った主人公の少年が、みずからの目と耳を頼りに、
被爆体験、戦後復興、家族の歩みなど、これまで知らなかった“ひろしま”を発見する。
路面電車、広島城、原爆ドーム、愛友市場、仏舎利塔、大崎下島など、
情緒あふれる広島をバックに、少年の成長を描きだす、真夏の小さな街物語――。』
というものです。(HPを参考にしてください http://www.natsu-chizu.com/)
なんと、この映画にご利用者が「祖母役」として出演されていらっしゃるのです。
もちろん、本当に被爆された方で「語りべ」として、広島平和記念公園や各地の学校、
また海外へも出向いて、自らの体験を伝えることが自分の役目だと言われます。
訪問した時も、体調を崩されているにも係わらず、パソコンに向かって
次の講演の文章を考えていらっしゃいました。
ご利用者の目標は、この夏に再びアメリカに「語りべ」として行くこと。
「今のままだと無理ねぇ…きっと…」
ご利用者の目標を叶えるために、支援をさせていただくことが私の役目!
余談ですが…「奥菜恵さん小さなお顔で色が白くでべっぴんさんでしたよ~」とご利用者。
深作監督が広島を舞台にして、広島のことを作品にしてくださったことが
本当に嬉しいとおっしゃられていました。
最近の原発の輸出や核拡散防止条約の核兵器の不使用に署名をしなかったニュースを受け、
「私が語っていることは意味がないのかしら…残念に思います」とご利用者。
「いまの政治家の方々の多くは戦争を知らない世代になったのでしょう…この先不安です」
とお元気がありません。
意味がないことは絶対にありません。
ご利用者を始めとして高齢になられている「語りべ」の方々の過去の証言が
一人でも多くの世代・世界の人の心に届き、未来の平和へとつながると私は信じています。