4月2日(月)午後4時の時点では少し花が咲いていますが、まだまだの様子です。
今週の終りには花見ができそうかな?
日々の生活を気ままにつづった日記帳。
午後からは新卒者と希望者を対象に
○「緊急時の対応(AED、気道確保など)、感染対策」(写真左)
○「認知症」(写真中央)
○「接遇」(写真右)
について研修を行いました。
「認知症」について説明を行ったのは、昨年仙台市での研修に参加された田中副主任です。
自分自身が3ヶ月間仙台市での研修を受けたときを振り返り、
「仙台市に行ったのも初めてだったので、どこに何があるのかわからない。
方言もよくわからないし、知り合いもいなくて不安だった。
もしかしたら認知症の方も、こんな気持ちなのかもしれない・・・」
と感じたそうです。
続いて、認知症の定義、原因疾患、主要症状など説明した後に、
「特別養護老人ホームの入所者さん80人のうちで、
入所者本人さんが希望して入所している人はどれくらいおられると思いますか?」
と参加者に問いかけました。
今まで住み慣れた家や家族と離れ、誰も知り合いはおらず、どこに何があるのかわからない・・
ある日突然「今日からここで生活してください」と言われても、
入所者さんは安心できるでしょうか?
私たちの法人・施設の基本方針の1つに
「我々は、歴史的、社会的な視点を大切にして援助する」
と掲げています。
入所されるまでの経緯は入所者さんそれぞれですが、
1人ひとりのそれまでの生活や価値観、思いを大事にしながら
関わっていきたいと思います。
4月1日(日)に悠悠タウン江波地域交流センターにて新人研修を行いました。
対象者は平成24年度4月の採用者と、平成23年度中に入社された方で
約30名が参加されました(写真右)。
当日は、渡部施設長による施設の概要説明(写真左)
渡邊事務長による法人の諸規定の説明(写真中央)
その後は各部署の責任者による事業所紹介を行いました。
渡部施設長は、施設の沿革、収支状況について説明した後に
「職員に期待すること」というテーマで
○「制度が○○だから」や「他施設では○○しているから」ではなく、大事なのは利用者の声や様子から考えて、日々改善しようと努めてほしい。
○自分の仕事を心から価値のあるものだと思い働いてほしい。
○ベストを目指すより、ベターの積み重ねが大切。
○判断したことには、必ずプラス・マイナスがあるという感覚で物事をとらえること。
○意見が分かれるときは、職員にとってではなく、利用者・入所者にとってどちらの意見がベターかを判断の基本におくこと。
○一番援助が必要な人に援助すること。
と伝えています。
特別養護老人ホームの米田主任は、
「ケアとは、1.気づく(観察する)、2.心配する(関心を寄せる)
3.考える(想像する、創造する)、4.行う(実践する)こと。
つまり、入所者さんの声なき声に耳を傾け、「私」が気づいて、心配して、考え実践する。
繰り返し行う。よりよいことを積み重ねる。努力し続けることが大切です」
と話しました。
新たに加わる職員さんとともに、利用者さん・入所者さんにより良いケアができるよう頑張りたいと思います。