3月に入り23年度採用者の職員研修が始まりました。
ここ数年は3月中に新卒採用者の研修を行っていなかったようで、今年度から再開した形となります。
介護業界の人材不足は深刻で、悠悠タウンにおいても人材不足とその育成が大きな課題となっています。
こうした中、4月より新卒者4名が悠悠タウンの職員として働き始めます。
4月からよりスムーズに仕事に就いてもらうことも研修目的の1つですが、それだけではありません。
昨年4月より、これまでの仕事の見直し(業務改革)、職員の意識改革を行ってきました。
こうした取り組みや、今後どのような形で私たちが仕事をしていこうと考えているのかを伝えていくことが
研修の主たる目的と考えています。
その為の方法として「往復書簡」という方法を活用しています。
これは、高井時男さん(福井県 あさくら苑 副施設長)が職員の意識改革のためにいつも活用されているもので、
それを参考にしています。
職員が思いや考え、ケアについての悩みや迷いを文章で提出し、それを読んだ私が、返事を書くというものです。
大きな期待と不安を抱き働き始める新人職員にとっては、有効なコミュニケーション手段となり、
人材育成に大きく貢献してくれるものだと思っています。
また私自身にとっても、この「往復書簡」が学習しなければならないという動機付けにもなっています。
人手不足から、大変慌ただしい毎日ですがこうした地道な取り組みを続けていくことが
人材育成の一番の近道のような気がします。