例年、施設内で行っていた餅つきを今年は2階のベランダを活用し外で行いました。
当日は、天候にも恵まれ絶好の餅つき日和(?)となりました。
とは言うものの、施設が海から近く、川沿いに建っているため海からの冷たい風に、入居者の皆さんからは
「寒い」という声が聞かれましたが、上着を着込みその雰囲気を楽しんで頂けたような気がします。
何よりうれしかったのが、骨折しベッド上での生活を余儀なくされ、以来食事を摂ることが難しくなってきているUさんが、
つきたてのあんこ餅を本当においしそうに1つ召し上がられたことです。
職員に聞くと餅つきがあることを伝えると「食べる」と自らはっきりおっしゃったとのこと。
「施設の中だけで入居者の生活を完結させない」
自然の力を借り、少しでも入居者など皆さんが「生きている」ことを実感していただけるよう、
知恵と工夫でケアの可能性を広げていきたいと思います。