自宅で生活されていた時から援助させていただいていた方が、10月4日に亡くなられました。
平成7年のデイサービス開設当時からのおつきあいなので15年以上になります。
7月に市内の他の施設に入居して3カ月目の事でした。
安住の地を見つけられて安心していたので連絡を頂いた時は驚きました。
享年89歳でした。
思い起こしてみると、今まで自宅等で骨折され、もう自宅での生活は難しいのではないかという
回りの心配をよそに、懸命にリハビリに励まれた後、自宅へ何度も復帰されました。
今回も自宅で骨折され、急きょ4月に悠悠タウン江波に入られました。
その間、理学療法士等の援助でリハビリにはげまれ、徐々に痛みも取れ体も回復してきたのですが、
本人は「もう自宅では生活ができない。家に帰れという事は私に死ねという事よ。」と
頑なに自宅へ帰ることを嫌がっておられました。
今までの様子との違いに戸惑ったのですが、最終的には施設入居になりました。
話に聞くと、前日の夜間巡回時にはお変わりなかったのですが、07:00頃に巡回すると
布団の中で心臓が止まっていたとのことでした。
御自分の寿命をうすうす分かっておられたのでしょうか。もっと我々にできることはなかったのか。
色々考えさせられました。ご冥福をお祈りします。